2016年7月18日月曜日

損切ラインと利益確定ラインについて

 私は、始値で買って、±5%程度で、指値と逆指値を入れるということを試しています。損切も利益確定も同じ幅にしています。それはなぜかというと、損切を小さく、利益確定を大きくすると損切に達する確率が高くなって、結局のところいつも損切にあってしまうのではないかとの危惧と、同じ幅にしておけば、上がると予想したことが外れたと原因がはっきりすると考えたからです。

今回この戦略をテストしてみました。対象は2132アイレップ 2015-03-13~2016-07-13です。

始値で買って、損切ラインや利益確定ラインに達すればその値段で売り、売れなかったら大引けで手仕舞うという想定です。

手元のデータは4本値だけなので、損切と利益確定の両方に達した時、どちらに先に達しているかは判別できません。

次は、損切を始値の5円下、利益確定を10円上に設定した場合です。

1行目、入力の説明をします。

culcは関数名です。

zはアイレップの4本値データ(xts)です。

続く引数の5,10は損切幅と利益確定幅の指定です。

2・3行目 出力の説明をします。

損回は損切に達した回数です。 Lo(z) <= Op(z)-5 の回数を数えています。 利回は利益確定ラインに達した回数です。 Hi(z)>= Op(z)+10 の回数を数えています。

損利両回は両方のラインに達した回数です。実際にはどちらに達しているのかわかりません。

引回は両ラインに到達せず、大引けで売った回数です。

引損益は大引けで売ったときの損益です。

損切は損切ラインの値段で売れたものと仮定しています。実際にはそれより下がることもありますが。従って損の合計は損回*-5円となります。同様に利益確定の合計は利回*10円、全計はこの2つに引損益を加えたものです。

修正計は、両ラインに達した時、損切ラインに達したものとして同様の合計を出したものです。

この場合は、損切ライン到達が160回、利益確定ラインに到達が122回、両ラインに到達したものが63回。大引けで売ったのが109回で、両方に到達しているときすべて損切ラインに到達したとすると、最終損益は-180円であるということを意味しています。

損切ラインと利益確定ラインを変えると、どうなるでしょうか。損切ラインを1~100円、利益確定ラインも1~100円にして、10000通りの組み合わせで、計算してみました。10000行表示してもいかがかと思うので、主なところを以下に示します。write.csv出力してexcelで開いた画面のハードコピーです。



最も成績の良いのが損切-18円、利益確定+57円です。

損切ライン到達が57回、損益-18*57=-1206円。利益確定ラインに到達が11回、57*11=+627円。両方に到達したケースはありませんでした。大引けまで行ったのが260回、+1201円。最終損益は802円です。

現在の終値は872円ですので、18円というのは2%にあたります。

この期間の始値292円、終値872円。単に持っていれば+580円です。

損切ラインは思いのほか小さいこと、利益確定ラインはなくてもいいくらいですが、高いところに設定しておけば、引けに向けて値下がりするときに有効なことがあるということでしょうか。勉強になりました。

ほかの銘柄で同様なことをやってみると、損切幅1円などという銘柄が多数出てきました。全体に値下がりしている銘柄はそうなるのでしょう。アイレップは右肩上がりの銘柄であったということも大きな要因かと思います。また、アイレップにしても現在大幅な下降局面に入った感があり、この戦略を今、当てはめてみようとは、思いません。なお、アイレップは2015年の11月ごろから値動きの様子が大幅に変化しました。この時期後で同じことをやってみると損切幅17円でした。

見る人もいますまいが、一応culcのソースをあげておきます。



2016年7月14日木曜日

xtsのcsv出力

zzはxts型のデータである。

これをcsv出力すると、次のようになる。

日付が消えてしまう。この場合は、write.zooを使う


Stack Overflow に出ていた。